「ものはたくさんあってもいい。そこに秩序があれば美しい。」〜猪熊弦一郎の言葉〜

023 Victorian négligé from Paris (via my closet no.1)

treasure NO.023:ヴィクトリアンネグリジェ(パリにて)
map :Mamie shop 

モンマルトルの丘のふもとにあるそのお店には、小躍りしたいくらいのセレクションでヴィンテージの山々がギューと詰まっていて大興奮。おそらく20年代を意識したお人形さんのようなスタッフの女性。その彼女の後ろにかかっていたのはボロボロに剥げたネイビーのシャネルバック。値段を聞くと160ユーロ!?(ヴィンテージシャネルの相場としてはありえない安さ)手に取ってよくよくみると、中に本物の刻印はあったものの、ジッパー部分をリペアしたらしく、金具の色が違っていました。「パリの人は修理しながらも、ずっと大切に使い続けるのよ。」一瞬クラっときた殺し文句でしたが、鏡の前で持てみると、「なんだか違うな〜」という印象。きっとまだ私には早いのね・・・。シャネルバックが似合うような素敵なマダムになりたいものです。そのお店の2階で見つけたのが19世紀(今から100年前)のレースのネグリジェ。一目惚れでした。丈はひきずるほど長めでしたが、ベルトで工夫すればなんとか着れそう♥とレジへ。プライスがなかったので、ドキドキしながら聞くと「76ユーロよ。」そこをなんとか!70ユーロまで値切ってゲット。「どうしてこんなに丈が長いの?」と聞くと「昔の女性は外からコルセットで引き締めて、バストから袖部分にボリュームをもたせることで女性の色気を表現したのよ。」ですって。なんともロマンチック♪

※今回は番外編。My Treasure Hunting in Parisです。その後、Brooklynへ帰って来て、自分なりにスタイリングして撮影してみました。詳しくは、こちらjust thing...もご覧下さいませ。