「ものはたくさんあってもいい。そこに秩序があれば美しい。」〜猪熊弦一郎の言葉〜

013 Vintage doll shoes

treasure NO.013: ヴィンテージドールシューズ
サウスウィリアムズバークにあるその雑貨屋さんは川沿いにポツリとあって、ギーっとなりそうな重いドアを開けると、確かな目で選ばれたであろう洗練された雑貨達がこざっぱりと並んでいます。一つ道を挟んだお向かいにある工房では、古い家具を再利用したリメイクの家具が作られ、お店でオーダーができるシステム。お値段は少し高めですが、雰囲気の良さはさすがです。種類の充実したフレンチリネン、ハウスウェア、キッズトイ、ボディーケアなどなど、毎回訪ねる度に心躍る商品がたっくさんですが、この日出逢ったのは、ボロボロの人形の靴。昔、母方の祖母の兄“鎌倉のおじさん”に頂いたフランス人形が履いていたのもこんな靴でした。つま先に空いてしまった穴ぼこ。フニャフニャな立ち姿。どれもこれも私のツボで、すぐさま連れて帰ってきてしまいました。そして、ふと、飾っておくだけではもったいない!?と、チェーンを付けて首飾りに。チェーンは靴のボタンのところにちょうどハマったので取り外し可能なのです。子供の靴フェチが、ここまできてしまったとは・・・。自分でも驚きです。