「ものはたくさんあってもいい。そこに秩序があれば美しい。」〜猪熊弦一郎の言葉〜

019 Jessica Ogden apron dres

treasure NO.019:ジェシカオグデンエプロンドレス

私のクロゼットには、大切な10年モノの宝物コレクション数点が大切に保管してありますが、ジェシカオグデンのシリーズもその中のひとつ。近頃は、ジェシカといえば、A.P.Cのマドラスシリーズや、少し前にはフレッドペリーとのコラボも話題になりました。ですが、私にとっての永遠のジェシカコレクションは、2004年当時のもの。素材ひとつひとつ、ジェシカのコレクションでもあったヴィテンージ素材を使用されて作られたライン。さらに、ところどこに施された手縫いのステッチやパッチワーク。今でこそ、既製服にクラフト的スパイスを取り入れることが普通となりつつありますが、当時の私にはとっても刺激的で、すぐさまジェシカを取り扱っている数少ないショップに問い合わせたものでした。こだわりの分だけお値段も眩しかったですが、なんとか手に入れたコートワンピース、ジャガードのベスト、スモックブラウスなどは、今でも大切な大切なワードローブとして登場しています。10年以上飽きずに愛せる洋服の素晴らしさ。そんな大切なことを教えてくれた愛すべきブランド、ジェシカオグデン。そんなジェシカ2004コレクションのこのエプロンドレスにbeacon's closetで出逢ったときは、一瞬、自分の目を疑いました。でも、今思えば、ふわ〜っとこのドレスに惹き付けられていた自分を想い出します。状態もほぼ完璧で、$20でお釣りがきちゃうプライス!買わない訳はありませんでした。このドレスは右のポケットの下にブルーの生地がパッチワークになっていて、洗濯を繰り返すうちに、青が滲むというコンセプトの作品。あぁ!なんて素敵な発想!マイフェイバリットデザイナーの1人です♥