「ものはたくさんあってもいい。そこに秩序があれば美しい。」〜猪熊弦一郎の言葉〜

020 RODKEENAN NEW YORK FUR FELT HAT

treasure NO.020:ロッドキーナンニューヨークフェルトハット

昔、我がお洒落師匠に言われたコトバは「帽子はかぶり慣れるものよ」でした。普段からお洒落に帽子を取り入れることが習慣となっている人の帽子のかぶり方はとても自然で、不思議とその人のスタイルの一部となっている感じ、私もそんなのに憧れて、帽子をかぶり続けてはや10年以上・・・。一番好きなのはベレー帽なのですが、最近さすがに飽きてきたなあ〜、とそんなときに出逢ったこのハット。こういうデザインのハットは、個人的にはあまり好きではなくて、ちょっとお洒落番長的な雰囲気が鼻につくのでした。いやぁ、万田久子しかかぶっちゃダメでしょ・・・って。(特に男性で、こういうハットをかぶる人は苦手です・・・)ですが、ビーコンズクロゼットでふと気になって、まあ〜ないだろうなあ〜と鏡の前で試着してみたら、あら!びっくり!ハット特有の固さがなく、「私、ハットかぶっています!」という感じがしなかったのです。よくよくじっくりと見てみると、頭を入れる部分が微妙に左右非対称にずれていて、おそらく人工学的にかぶると自然なラインを演出してくれているのではないか!という憶測・・・。家に帰って、RODKEENAN NEW YORKをグーグルしてみましたら、あら大変!NEW YORKを代表する超一流の帽子デザイナーさんでした。状態も良く新品同様のこの子を持ち帰ったのは言うまでもありませんが・・・。